Nゲージ走行のベテランの方々はスロー表現がすばらしい!
それはたえず車輪のメンテナンスとたゆまぬクリーニングに十分な心くばりをしているため・・・
それほど手入れを気にしない方とは大きな表現力の差が見えます。
回転しながらレールからのエネルギー源(M車への直流電圧の変化)を確実に引き入れるためには、常時車輪の表面は金属的にたしかな面をしていなければなりません。
たとえ光って見える車輪でもオイルでコーティングされてたとしたら何の意味もなく、ましてやヨゴレたままの車輪面では微少に変化する電気的エネルギーを正確にレールから受けることは不可能です。
その結果レイアウトのレールがヨゴレていたり、走らせるM車輪のクリーニングをおこたると、故障の元になり、動作が安定せず無理やりパワーパックのツマミをUPしながら運転電圧を上昇させ走行せざるを
得ません。
この様な車輌の動きは必ずというほどギコチなく、見ていてとっても見苦しく感じます。
まず走行をお楽しみいただく前に、レイアウト全体のレールの状態(しっかりクリーニングが済まされているか)、そして御自分の車輪のクリーニングは確実かどうかをじっくり確認していただくために、
M車だけを走らせるレール上にセットし、パワーパックのボリウムつまみをごくわずか廻しながら、アリが歩く程度の速さでレイアウトを一周できるかどうかを確認することが一番判りやすいチェックの方法です。
もちろんこのアリの歩く程度のスロースピードで登り坂もクリアーできることが重要なのです。
これらのチェックを済ませてから、お気に入りの編成をセットすればその日の運転はとても楽しく美しい表現が出来るはずです。
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